パウロ・コエーリョの「11分間」読了。今年読んだ本の中で一番よかったわぁ。。愛と性の真性さを、泣けるほど真摯に探求しようとする女と男の物語。品性と尊厳、思いやりと優しさと希望にあふれていて、読後はとてもあたたかい気持ちになった。映画化なんかぜったいしないでほしいなー。特にハリウッド的に料理されるのは、想像しただけで我慢できん。
ラテンアメリカの作家、好きだなぁ。本も映画も音楽も絵画も、ラテンアメリカにはなにか惹かれるものがある。

"人間はひとりひとり独自の欲望を生きている。それは各人の宝物の一部をなしていて、その情動が人を遠ざけることになる場合もあるだろうが、たいがいは、大切な人を近くに呼び寄せることになる。欲望こそが私の魂が選んだ情動だ。それはあまりにも強烈なので私のまわりのすべてのものに、すべての人に伝染してしまう。
一日一日、私は真実を選びとって、それとともに生きていこうとする。私はいつも、実際的で能率的なプロフェッショナルであろうと努めている。しかし、本当はいつでも、欲望を相棒として選んで生きていたい。無理強いされてではなく、また、自分の人生の孤独をいやしてもらうためでもなく、単にそれがいいものだから。そう、それは本当にすごくいいものなのだ。"