SOMA

「ピナ・バウシュ ブッパタール舞踏団」出身の演出家&ダンサーと、
日本のアーティストがコラボしたコンテンポラリー・ダンスの舞台。

SOMAという音を聞くと、どうしても相馬を思い浮かべてしまうけど、
ギリシャ語で「からだ」の意味だそうです。

シーンが次々と変わっていく舞台や音の効果などに緊張感が強かったりして、
終わってしばらくは「不快」が勝っていたのだけど、
その中にも喜び、楽しみ、悲しみ、傷み、痛み、美しさ、醜さなど
いろんな表現があったなぁとじわじわきていて、不思議な身体感覚が蘇る。

わたしの中でなにか解放されるものがあったんだと思う。
 

コンテンポラリー・ダンスを観るときに(いや、あらゆるショウに関してかな)、
わたしはいつもダンサーたちは自分の代弁者だと思っていて。
一つひとつの感情を身体で表現してみたら、舞台上で目に見えるようにしたら、
こういう風になったという感じ。
例えばわかりやすいところでは「髪を振り乱して」とか。

普通の世界では、湧いてくる思いのままに身体で表現したら、
ただの変な人になっちゃうんだけど、
舞台の上ではなんでもOKだし、何を感じてもOK。

コンテンポラリーはそこの懐の深さが好き。
ただ見ているだけなのに五感は生き生きとして、
自分の身体感覚が研ぎ澄まされて、
見終わったあとに、ちょっと違うところに立っている感じが好き。
 

そしてまた今回も、自分を表現する手段をもっている人を羨ましく思ったり、
いや、自分も「場をつくる」という表現手段をもっているじゃないかと思ったりした。